RAINY BLUES

エガワヒロシの歌詞(1)

雨の降る夕暮れ、傘を持たない主人公が雨の中を歩き出します。歌詞の中の「弱さを気づかれないように 顔をあげて」とありますが、人は、どうしようもない場面でもプライドは捨てられないから、ぐっと顔を上げて、下を見ないようにするのでしょう。ふと自分が一生懸命に守っているプライドが何だかおかしくなるような瞬間を感じることがあります。どうして、ここまでして頑張っているのだろうか、と。でも、そういう頑張り、プライドがあるから辛いことがあっても生きていけるのだと思います。

「明日になったら 新しいシャツで 君に伝えよう」という歌詞がありますが、雨で濡れたワイシャツを脱ぎ捨て、つまり、自分がこだわっていたもの、しがみついてきたものを捨てるのではなく、次にステップアップする自分の象徴が新しいシャツです。君に伝えよう、これは聴く人がそれぞれに「君」は違うはずです。君が自分自身であっても良いでしょう。自分への応援、新しく頑張ろうという勇気、励みになります。時には雨に濡れて、日々無駄に高くなったプライドや心の汚れを洗い流すのも必要だと、この歌詞から感じました。